[らくちん - 装備]

| フロントライト | テールライト & リフレクター(反射板) | ポンプ | ペダル & トゥクリップ |
| エンドバー | 工具 | キャリア & バッグ | 泥よけ | ボトル & ボトルケージ | 鍵(ロック) |
| メーター(サイクロコンピュータ) | スタンド | ディレーラーガード | ベル |
最終更新日: 2006.04.05

このページは愛車に取り付ける装備(ライト、泥よけ、バッグ等)についてのノウハウです。

フロントライト

- 徹底的に明るいものを -

日が暮れてからは国道といえども街の外では真っ暗です。足元も見えずに非常に危険です。保証します。f(^_^;
街乗りに使用する自分の存在をアピールするための点滅をメイン用途としたライトは役に立ちません。ツーリングでは道路を明るく照らせるとにかく明るいライトを用意してください。
本当はハロゲンライトがベストですが、最近主流のLED式でも相当明るいものがあります。また、夜間走行もガリガリされたいということであれば、電池寿命の長いバッテリー式のものもあります(ただし重い)。ハブダイナモ式のものは明かりを必要としない時でもペダリングが重くなるのでお勧めしません。ショップで用途を説明して選択してください。
また、念のため予備の電池を携行することを忘れずに。

ちなみに私はハロゲンとLEDの両方を搭載し、場所に応じて切り替えられるライト(GIZA LPF-014 : 写真)を使用しています。夜間走行を基本的にしない私としては十分です。

●ハロゲンライトに関する注意

ハロゲンライトはどうしても寿命が短い宿命があります。予備の電球は必ず持っていくようにしましょう。都会以外ではハロゲンの電球は入手性が極めて悪い代物です。

●フロントバッグをつけたとき

ハンドルの前にフロントバッグをつけてしまうと、ハンドルにつけたライトではバッグが邪魔になって道路が照らせません。このようなときにはエクステンションバー(左写真)をつかって、ハンドルより高い位置にライトをつけるか、ハブにライトをつけるアタッチメント(右写真)の使用等により解決できます。操作性を考えると走行中にも操作ができるエクステンションバーの使用がお勧めです(見た目は悪いですが。f(^_^;)。




テールライト & リフレクター(反射板)

- 付けられるだけ付けよ -

チャリはとにかく無防備な状態で乗りますので、ある意味危険な乗り物です。
特に街灯が少ない郊外の道路ではドライバー達は”自転車が走っているとは思っていません”。後方から来る車・バイクに対してはとにかく存在を徹底的にアピールして確実に避けてもらいましょう。

具体的には点滅式のLEDテールライトだけでは不十分です。電池が切れたらおしまいです。フロントライトと違って、電池が切れたことがわかりません。必ずリフレクター(反射板)もつけましょう。

私は暗くなると自動的に点滅するキャットアイのTL-AU200(右上写真)を愛用しています。これだとトンネルに入っても自動で点滅を開始するのでより安心です(もちろんツーリング前には電池を新しいものに交換していきます)。
また、下の写真のようにリアキャリアには反射テープ(赤、左下写真)を貼りつけ、ペダルにもリフレクター(右下写真)を付けて、もちろんサドルバッグもリフレクター付き(左下写真)を使用して、背後から徹底的に見えるようにしています。
 

ポンプ

- フロアタイプがお勧め、できればゲージ付きを -


最近はやりのフロアタイプ(家で使うようにポンプを地面に置いて、体重をかけてポンピングできるタイプ)はやはり便利です。各社からでています。
エアゲージ(空気圧計)はついて無くてもあまり困りませんが、あったほうが安定した空気圧が確保できて良いと思います。疲れているときなど、人間の感覚はあてになりませんからね。
私はゲージも付いていて、フレームへの取り付けの自由度の大きいSIGMA SPORTのLAMDA JETを愛用しています(仏式と米式バルブに対応しています)。

ペダル & トゥクリップ

- ビンディングペダルは危ない面もありますが、便利です -


ビンディングペダル(スキーのように靴とペダルが金具で固定されるタイプ)は、力が逃げずに郊外の走行にはお勧めです(ただし慣れないと(いや、慣れても)危ないことは危ないです)。ビンディングペダルについてはウェアのシューズのページで詳しく説明しますが、万が一故障したときのことも考えて、片面がビンディング、片面がフラット(普通のペダル面)になっているタイプがお勧めです。私はシマノのPD-M324(左写真)にリフレクターを付けて使用していますが、両面ビンディングタイプのモノでも右写真のようにフラットペダルになるアタッチメントを付属しているタイプも存在します。お店で訊いてみてください。
ちなみに昔ながらトゥクリップ(ペダルにつま先を引っ掛けられるクリップとベルトがついているもの)は、格好良いですが、機能的にはビンディングペダルにはかなわないと思います。どのみち足をペダルに固定してしまうのならビンディングペダルにしてしまいましょう。

エンドバー

- フラットバーのハンドルの場合、必須 -


MTBやクロスバイクのようなフラットバー(ドロップハンドルでないもの)タイプのハンドルの場合必須です。エンドバーは本来は上り坂で踏ん張るためのものですが、ツーリングでの用途は異なります。ツーリングは一日中自転車の上ですので、フラットバーだけだと上半身が同じ姿勢しかとれず疲れがたまりやすくなります。エンドバーをつけると乗車姿勢をかえることができ、これを防ぐことができます。
よってエンドバーは長く、角度がついたものがお勧めです。私はPROFILE DESIGNのBoxerを使用しています。

工具

こんなものをサドルバッグに入れてます。

何事(トラブル)も起きなければ使わないものが多いので、できるだけ種類を減らし、マルチツール系を多用すべきですが、やっぱり専用工具は使い易いんですよねぇ。こいつらだけはなぜか多少余分なものも持っていきます。
装備名 画像 メーカ 型番 備考
パンク
修理
キット
??? 紙ヤスリ、パッチ、ゴムのり
タイヤ
レバー
パナ
レーサー
??? あれば便利です。
パンク
発見器
??? 中に入っているのは発砲スチロールの粒です。フタが網になっていて、膨らませたチューブのパンク箇所に近づけると発砲スチロールが踊るように動きます。
ヨーロッパでは誰でももってるようです。
マルチ
ツール
ミノウラ HP-10 基本ですね。
キャリアの取り外しをする方は六角レンチのサイズが合うことを事前に確認を
スパナ ??? 8mmと10mm
プライヤー ??? まだこいつを使うほどの大クラッシュはないですね。
ボックス
レンチ
??? 8mmと9mmと10mm
ドライバー ??? 超小型ですが、プラスとマイナスを切り替えられます。グリップが太いほうが使い易い。
ニップル
回し
ミノウラ ??? 一度もツーリング先で使ったことはありませんが、小さく、軽いのでバッグにいれてます。
メジャー ??? サドルの高さをあわせるために使います。私の愛車はシートポストが黒く、高さのしるしを白のマジックでつけても直に消えてしまうために持ち歩いています。
エア
ゲージ
パナ
レーサー
??? ゲージが付いているポンプを持っていくのであれば不要でしょう。

キャリア & バッグ

●背負うのか、積むのか

ショートのツーリングなら、バックパックで背負っても可能ですが、数日間にわたるツーリングとなるとどーしても荷物が多くなるので、キャリアにサイドバッグ付けざるを得ません。
バッグ メリット・デメリット
メリット デメリット
バックパック
◆風の抵抗が増えません
◆キャリア(荷台)不要
◆肩が疲れます
◆多くは運べません
◆背中が暑い
サイドバッグ
◆大量に運べます
◆背中が暑くなりません
◆風の抵抗が増えます
◆キャリア(荷台)必要

●フロントか、リアか(サイドバッグのはなし)

サイドバッグを一組しか使用しない場合、それはフロントに付けるべきか、リアに付けるべきか。
大問題です。
前後 メリット・デメリット
メリット デメリット
フロント
◆低重心で走り易い ◆荷物が低い位置にあるので縁石にぶつかり易い
◆キャリア(荷台)の取り付け・取りはずしがリアより面倒(輪行のときに時間がかかる)
◆フロントバッグもつけると荷物が自転車の前に集中してバランスが悪い
リア
◆キャリア(荷台)の取り付け・取り外しが楽
◆キャリアの天面も使うとフロントよりも積載量が増やせる
◆泥よけを兼ねられるときがある(”泥よけ”参照)
◆重心が高くなる
◆車幅が分かりづらい

●Soraの装備紹介

装備名 画像 メーカ 型番 備考
サイド
バッグ
オーストリッチ S-7 定番中の定番
リア
キャリア
ミノウラ MT-800 これも定番です
フロント
キャリア
ミノウラ MT-3100F ちょっと大きいんですよね
フロント
バッグ
オーストリッチ F-515
(フックキャリア
C R&Mで取り付け)
本当はハンドル(乗車)側から開閉ができるタイプがお勧め

使用時にはライトの取り付けに注意が必要。
サドル
バッグ
オーストリッチ ??? 工具入れ
トップ
チューブ
バッグ
手作り ハンドルの直ぐ後ろ、乗車すると目の前に位置するところに取り付けます。
出し入れを頻繁にするカメラを入れるのに最適。

最近は複数のメーカから製品がでています。

●フロントバッグのはなし

上の表にも書きましが、フロントバッグはツーリング中に直に取り出して使いたいもの(地図、タオル、カメラ等)を入れますので、開閉は自転車の前からではなく、乗車したまま行えるものがお勧めです。最低でも地図だけは乗車したまま取り出せるタイプであることは必須です。購入時には注意してください。
(私が使用している写真のオーストリッチF-515は、開閉は前からですが、地図はフタの上に専用のマップケースがついており、サドル側から開閉が可能で、最低ラインはクリアしています。)
また、フロントバッグ使用時にはフロントライトの取り付け方法に注意が必要です。上記”フロントライト”の”●フロントバッグをつけたとき”を参照ください。

泥よけ

- 雨天でも走るヒトは必須、そうでないヒトは・・・ -

雨天走行をするヒトは必ず装備をお勧めします。その場合は私が使っている写真のようなモノではなく、ママチャリに装備されているようなタイヤをがっちりガードするタイプを前・後輪につけましょう。以前は取り付け取り外しが大変で、輪行時に面倒がありましたが、現在はメーカー各社からワンタッチで取り付け・取りはずしができるタイプが出ています。
私のように雨のときは基本的に走らないヒトには写真のMountain Cycling AccessoriesのREAR DEFLECTOR SHIELDをお勧めします。リアキャリアにタイラップで取り付けるタイプのペラペラのプラスチック板です。雨水はがっちりガードして、軽く輪行時には袋の中でぐにゃぐにゃに曲がってくれます。(取り付けられるキャリアとそうでないキャリアがあると思いますので購入前に確認を。)

ボトル & ボトルケージ

1.5Lにペットボトルが取り付けられるペットボトルケージ(私が使用しているのは、ViVa製ですが他のメーカでもあります)が便利です。

大量の水を持ち運びが可能です。コレは意外と大切です。中に入れるのはもちろんただの水ですよ。水。お茶やスポーツドリンク等を入れてはいけません。水は飲むばかりでなく、怪我をしたときの傷の洗浄、パンクのときのパンク箇所の発見(ボトルケージを縦に切ってバケツのよう使用)にも使用することができます。

鍵(ロック)

- 電柱に固定できる長いワイヤーロックが必要 -


鍵をかけたまま盗まれてしまってはどーしようもありません。
自転車を柱に固定できる長いワイヤーが必須です。

メーター(サイクルコンピュータ)

実用性からいうといらないかもしれません。ですが、あると張り合いがあります。ツーリング中は速度表示でペースを、ツーリングの夜にはその日の走行距離を確認するのは楽しいものです。私のようにツーリング記をつくられる方には必須アイテムでしょう。


●ワイヤレス(無線)かワイヤード(有線)か

好みの問題ですが・・・、私はワイヤレスを愛用しています。

有線: 安い(価格)。エラー(誤計測)がない。
------ただし、線を引き回すのでゴミがたまります。

無線: なんといっても見た目がすっきりしてます。自転車の掃除が楽です。
------高い(価格、有線比)。エラー(誤計測)があります。
◆ワイヤレス(無線)メーターのエラー(誤計測)について
ワイヤレスメーターは世の中のいろいろな電波を受けてときどき計測エラーを起こします。ですが、それはほんの一瞬のことですので、最高速度以外には全くといって良いほど影響がありません(私は夜メータを見て「”最高速度80km”で走っていたらしいこと」がありました。f(^_^;。ツーリング記「轍」、「轍2」で最高速度が”unknown”になっているものは大抵この計測エラーによるものです)。

スタンド

- 禁止です。装備してはいけません(例外あり)。 -


スポーツ車用で一般的な一本足のスタンドは、荷物を満載したツーリング時の自転車にとっては非常に不安定なものです(実は荷物を積んでいなくても不安定なのですが)。バランスをとって停めるのも一苦労ですし、風が吹けばすぐに倒れます。愛車を傷つけたり、最悪壊してしうかもしれません。駐車するときは面倒でもどこかに立てかけましょう(立てかけるところがないときは地面に倒して停めましょう)。

●- 例外 ”ダブルレッグスタンド(2本足)” -

種類は少ないのですが、スポーツ車用の2本足のスタンドがあります。
1本足とは打って変わってお薦めです。荷物を積んでいても非常に安定します。倒れません。
私はメルセデス1号が盗まれる直前にESSSのWスタンドを購入して、愛用しました。
ただし、これらのスタンドは取り付けられる自転車が限られています(私のメルセデス5号には下記のどちらも取り付きません。)ので、購入時には事前に十分に検討してください。また結構重量もありますので、その点も考慮してください。


[ESSS] Wスタンド

  
[ESGE] ダブルレッグスタンド

ディレラーガード

輪行の時や、転倒したときにもディレーラー(変速機)をがっちりと保護してくれます。
見た目を気にしない方にはお勧めです。





ベル

ツーリング中は使いません(街乗りのときにたまーに使う程度)。が、一応付いています。

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